本年度は、2018年度末に実施した講演会等の成果を研究成果報告書に盛り込むために、研究期間を延長した年度である。本研究に関わる調査・研究は、基本的に昨年度までで終了しているため、本年度は研究成果報告書の作成と配布を行った。ただし、本年度中に本研究の成果に基づく講演会を複数回実施したため、その成果についても報告書に掲載することにした。 研究成果報告書は、①戦争遺跡(軍事遺跡)の公共考古学的研究をめぐる理論的整理、②戦争遺跡の考古学的調査の成果を用いた教育・学習資源化の試みである講演の記録、③慶應義塾大学日吉キャンパス内の連合艦隊司令部地下壕と鹿児島県鹿屋市第五航空艦隊司令部地下壕を中心とする戦争遺跡の考古学的調査の成果、の3部構成とした。報告書は、A4版モノクロ・カラー136頁となった。 この研究成果報告書を、全国509ヶ所の大学、研究機関、博物館、図書館、埋蔵文化財センター、教育委員会等に発送した。
|