近年、古墳への一般的な関心が高まっている。また、邪馬台国や「大和政権」などの古代史への一般の興味も、相変わらず高い。そしてまた、動乱の世界状況の中、文明に関する一般的な関心が急速に高まってきている。 本研究は、資料の数値的データを中心とする具体的な分析と、国家論や文明論を幅広く検討しながら咀嚼することで、より普遍性をもった形の国家論および文明論を構築することを目指した。その成果は基本的に学術書の形で公開し、多くの図書館に架蔵されている。また、一般書や学術書の解説などの形で、研究成果の普及活動にも努めた。
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