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2022 年度 研究成果報告書

地震被災地の経験に立脚した震災復興策と防災・減災教育の地域間共有の促進

研究課題

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研究課題/領域番号 16K03189
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 人文地理学
研究機関京都教育大学

研究代表者

香川 貴志  京都教育大学, 教育学部, 教授 (70214252)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2023-03-31
キーワード震災復興 / 防災・減災教育 / 小学校社会科副読本 / 東日本大震災 / 阪神・淡路大震災 / プレート境界型地震 / プレート内断層型地震 / ブリティッシュ・コロンビア州
研究成果の概要

当初計画の一部をCOVID-19の影響により実施できなかったが、主に阪神・淡路大震災と東日本大震災での被災と復興を題材にした防災・減災教育の実践とその記録を達成することができた。これらの成果は研究協力者のいるカナダ、さらに地震災害に対して関心が高いニュージーランドや中国の高等教育・中等教育現場と共有することに成功した。また、日本の防災・減災対策とは異なるカナダ西海岸(ブリティッシュ・コロンビア州ポートアルバーニ)の対策事業の実情を日本の学術専門誌(査読付)で公表できた。研究成果は、学界だけでなく、研究代表者の勤務先の公開講座、中等教育現場での授業提供においても社会還元を果たした。

自由記述の分野

人文地理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究代表者の勤務先が研究者養成機関ではなく、初等中等教育の教員養成機関であることを踏まえ、専門的な研究成果を咀嚼したうえで、市民や教育現場への還元を重視した。地震多発地帯である日本では、地震災害や防災・減災に関する正確な知識の普及が望まれる。たとえば、阪神・淡路大震災の原因である兵庫県南部地震、東日本大震災をもたらした東北地方太平洋沖地震は、前者がプレート内断層型(直下型)であるのに対し、後者はプレート境界型(海溝型)である。前者で津波は生じないが後者では危険性が高い。両者の防災・減災対策は異なる。正しい知識の普及が防災・減災力の強靭化につながるため、その基盤形成に貢献できた意義は大きい。

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公開日: 2024-01-30  

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