| 研究課題/領域番号 |
16K03203
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| 研究機関 | 大東文化大学 |
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研究代表者 |
遠藤 元 大東文化大学, 国際関係学部, 准教授 (30307144)
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| 研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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| キーワード | タイ / 東南アジア / 流通 / 市場 / 青果物 / 消費 / スーパーマーケット / 中間流通 |
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| 研究実績の概要 |
当該研究課題の初年度ということもあり、本調査の準備を中心に行った。定期購読している現地経済紙（プラチャーチャート・トゥラキット）をはじめとするタイ語資料の渉猟、GVC (global value chain) ガバナンス論や Supermarket 革命論を中心に先行研究の批判的検討を目的とした英語論文の精読など、日本国内で実施可能な研究活動のほか、2016（平成28）年8月下旬から9月初めにかけてタイを訪問した。
タイでは、生鮮野菜の直接調達・販売を目的とするベンチャービジネスを訪ねてインタビューしたほか、東南アジア最大級のアグリビジネスおよび流通産業のCPグループが設立したパンヤーピワット大学を訪問して学長および広報担当副学長とインタビューした。パンヤーピワット大学は、タイ小売業界への人材供給を目的として実務教育をカリキュラムの中心に置くなど、従来の研究中心の大学とは大きく異なるユニークな大学として注目されている。また、タイ滞在期間中、わずか2日間であるが、北部地方の中心都市であるチエンマイまで足を伸ばし、市内中心部および郊外で家計消費調査を実施した。
これらのインタビュー調査に加えて、タイでは、カセサート大学図書館や国家統計局で資料収集を行った。また、空いた時間を利用して、バンコクの都心部および郊外に新たに建設された大型ショッピングセンターを数カ所（セントラル・ウェストゲート、メガバーンナー、エンポリアム２など）見学した。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究課題に関連する現地の専門家との協力体制を構築しようと尽力しているが、当該分野の専門家がタイに少なく、やや難航している。
また、個人的事情（親の介護）により2017（平成29）年3月に予定していた現地調査が実施できなかった。
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| 今後の研究の推進方策 |
個人的事情が改善に向かっているため、昨年度少し遅れた分を今年度はある程度取り返せると考えている。
また、現地の専門家との協力体制構築についても、進展しつつある。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
先に記したとおり、個人的事情（親の介護）により、予定していた2017（平成29）年3月の現地調査が実施できなかったことによる。
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| 次年度使用額の使用計画 |
個人的事情が改善傾向にあるため、2017（平成29）年度は予定どおり調査が実施できる上に、前年度に少し遅れた分を取り戻すべく、よりいっそう研究に力を入れる予定である。
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