研究課題
基盤研究(C)
本研究は、法における人および家族の捉え方の変容、人の法と家族の法の展開という視点から、民事責任法が人や家族とかかわる場面で生ずる問題を分析するための基礎理論を構築し、民事責任法の解釈および制度設計の枠組を展開するとともに、個別問題への新たなアプローチを提案し、今まさに生じつつある現代的な個別事例への具体的な解釈論や制度設計論を提示するものである。
民法
現代法における人や家族の捉え方に応えうる民事責任法の本質論、基礎理論、解釈論、制度設計論が提示されている。また、これにより、現代法において生起する人や家族に関わる民事責任法の個別問題に対して、理論的・体系的に基礎付けられ、かつ、現実の人や家族のあり方を踏まえた実際的なアプローチが提示されているだけでなく、今後起こりうる人や家族に関わる民事責任法上の諸問題を解決する際の指針が提供されている。