• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

アメリカ倒産法における裁判所の役割―その史的変遷と現在問題

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16K03402
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 民事法学
研究機関大阪大学

研究代表者

藤本 利一  大阪大学, 大学院高等司法研究科, 教授 (60273869)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2023-03-31
キーワード倒産裁判所 / アメリカ法 / DIP / 破産管財人 / 倒産裁判官
研究成果の概要

日本では、法的整理事件の減少に伴い、事業再生における裁判所の役割の意義を問う必要性がある。この問いを考えるうえで、米国の倒産裁判所をに着目することには意義がある。通常裁判所をその起源とするその倒産裁判所は、社会経済の発展に対応しつつ、その地位を確立し、現在その高い専門性により、数多の重要事件を処理している。しかし、事件処理の難易度が上がり、個々の裁判官の個性に大きく依存せざるを得ず、後継者養成の課題に直面している。

自由記述の分野

民事手続法

研究成果の学術的意義や社会的意義

連邦裁判所の裁判官とは異なり、倒産裁判所の倒産裁判官には、米国連邦憲法による地位の保障はない。しかし、倒産裁判所は、社会経済に深刻な危機を与える重大事件を処理することで、米国社会を破綻から守り、重要な役割を果たしている。このことを可能とする根拠の1つは、個々の裁判官の高い専門性である。こうした裁判官の専門性の実質とそれを獲得する仕組みは、法的整理事件が減少する我が国において、貴重な示唆となりうる。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi