研究課題/領域番号 |
16K03408
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研究機関 | 愛知大学 |
研究代表者 |
上田 純子 愛知大学, 法務研究科, 教授 (40267894)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 証券決済・管理 / 株主権の帰属 / コーポレート・ガバナンス / 準拠法 / カストディアン / 権利行使の電子化 / プラットフォーム / 比較法 |
研究実績の概要 |
2021年度も引き続き新型コロナウイルス感染症の世界的拡大のため、海外研究者との対面での研究交流ができず、3年前から企画されていた、多階層証券保有形態の実態に見合った法的構成の在り方に関する国際学術集会の開催は今年度も見送られた。また、2020年度に脱稿した「株主総会プロセスの電子化-対話促進のための課題と展望」砂田太士=久保寛展=髙橋公忠=片木晴彦=徳本穣編『企業法の改正課題』所収(法律文化社・2021年7月刊行)のフォローアップとして計画していた海外でのフィールドワークによる株主権行使のためのプラットフォームビジネスの実態調査とパタン化の作業もできず、既存の文献調査にとどまった。 すでに本研究の助成期間は2年延長されており、3年目の延長をお認めいただいたところである。次年度以降は、夏期・春季休業期間等を利用した渡航や海外研究者の招聘の機会を探るとともに、オンラインでの意見交換・情報交換の機会を有効に活用しつつ、最終成果の公刊へと繋げていきたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
海外現地調査を除けば、国内での入手資料等に基づいて研究を進めているため。
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今後の研究の推進方策 |
次年度以降も引き続き海外での現地調査および海外研究者との研究交流を通じた意見交換・情報交換の機会を探っていく。そのうえで、最終成果をまとめ、公表する。
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次年度使用額が生じた理由 |
残額は、主に海外研究者を招聘して開催する予定の国際学術集会への支出に充てる予定である。
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