研究課題/領域番号 |
16K03493
|
研究機関 | 新潟国際情報大学 |
研究代表者 |
越智 敏夫 新潟国際情報大学, 国際学部, 教授 (20247183)
|
研究分担者 |
石田 淳 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90285081)
岡野 八代 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (70319482)
岡本 仁宏 関西学院大学, 法学部, 教授 (20169155)
出岡 直也 慶應義塾大学, 法学部(三田), 教授 (50151486)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 政治学 / 市民社会 / 政治学教育 / 教科書 / リーディングズ |
研究実績の概要 |
コロナ禍により本研究も2020年度以降、全体的な協議はすべてオンラインでおこなった。また本年も各分担者、協力者は本共同研究テーマに関連する研究を継続し、それぞれが研究成果を発表した。 ただしコロナ禍にともなう研究期間の延長も本年で終了であるので、全体的な成果の発表について代表者は、研究開始当初から研究会にも参加している編集者と協議した。その結果、その編集者が属する出版社から研究成果を政治学の教科書として出版する予定となった。それらの成果の総括に際しては、2019年10月に成蹊大学で開催された日本政治学会研究大会での本共同研究参加者による報告パネル「政治学教育のイデオロギーと戦後民主主義」において発表された論考、またその場における議論を中心として取り扱う予定である。 また研究代表者の越智は10代の人々を読者として想定した政治について考えるための書籍の監修をつとめ、本共同研究における議論をもとに内容を組み立てた。また逆にこの監修の経験は本研究自体にも大いに寄与したと思われる。 なお研究分担者の一人である岡本は、新型コロナウイルス禍のもとにおける政治学を含めた大学教育のあり方に関して議論するためのグループをSNS(Facebook)上に開設した。2万人を超える大学教員が参加した本グループにおいて岡本は責任者として多くの大学教員からの発言を整理、統合してきた。テーマはコロナ禍のもとでのオンライン教育の実践的方法についての議論はもとより、派生的に他の問題などについても拡大し、本グループは大学教育における総合的な議論の場となっている。当該グループでの議論の内容も本共同研究に大いに寄与している。 以上のような活動を上記の出版物として刊行するための討議はすでに開始されており、次年度以降、より具体的に分担やページ数などについてさらに協議する予定である。
|