研究課題/領域番号 |
16K03498
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
FELDMAN Ofer 同志社大学, 政策学部, 教授 (50208906)
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研究協力者 |
木下 健
Bull Peter
Zmerli Sonja
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 政治的インタビュー / どっちつかず / 国会議員 / レトリック / 日本 / メディア談話 / フェイスへの脅威 / テレビ |
研究成果の概要 |
本研究では、日本における政治インタビュー番組を用いて、インタビュアーとゲストに対するフェイスへの脅威の影響を明らかにしている。12カ月を分析の期間とし、4つの政治インタビュー番組を選定し、120のインタビューから2422の質問を対象としている。この研究では、第1にゲストの回答に対してフェイスへの脅威がどの程度影響を与えるかを明らかにしている。第2に、ゲストの回答がインタビュアーの次の質問に影響を与えているかを明らかにしている。分析の結果、フェイスへの脅威が高い質問の場合、回答が理解しづらくなることが示された。また、どっちつかずな回答は、次の質問のフェイスへの脅威を増すことが示された。
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自由記述の分野 |
政治心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は、日本における政治インタビューのインタビュアーと政治家がどのようなやり取りをしているのかを明らかにすることである。インタビュアーは、相手の名誉を傷つける可能性のある質問を行い、政治家は脅威を回避するように回答を行っている。質問に答えていないことや、質問の意図や強さを測定することにより、より良い民主主義の発展に貢献している。有権者は政治インタビューを視聴する際の材料として、やり取りを用いることができるようになる。
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