• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

国際協力におけるパートナーシップの実態の考察―民主化・ガバナンス分野を中心に

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16K03529
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 国際関係論
研究機関和洋女子大学

研究代表者

杉浦 功一  和洋女子大学, 国際学部, 教授 (70453470)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード民主化 / ガバナンス / パートナーシップ / 民主化支援
研究成果の概要

本研究では、民主化・ガバナンス支援における、いろいろなアクターによるパートナーシップを検証し、その実態を明らかにした。民主化やガバナンスの支援におけるパートナーシップは、政府の意思に左右されがちであり、批判的なNGOが排除されるなど理想的パートナーシップとして成立せず、活動内容が技術的なものとなる傾向が明らかとなった。その結果、パートナーシップの正当性は損なわれ、民主化・ガバナンス促進という実効性も低下してしまうことが分かった。

自由記述の分野

国際関係論

研究成果の学術的意義や社会的意義

この研究は、民主的でない国では、民主化やガバナンス改善を目的とするプロジェクトでは理想的なパートナーシップが成立しないために、民主化・ガバナンスの促進には至らないという悪循環を指摘する。持続可能な開発目標(SDGs)には民主化やガバナンスに関連した目標が含まれ、目標達成ではパートナーシップが求められることを考えると、国際協力、民主化・ガバナンス、パートナーシップの間の関係のメカニズムの解明を試みた本研究は、一定の意義があるといえよう。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi