研究課題/領域番号 |
16K03552
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
佐藤 健治 大阪府立大学, 経済学研究科, 准教授 (60634227)
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研究分担者 |
天龍 洋平 九州国際大学, 現代ビジネス学部, 准教授 (00727042)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | イノベーション / 新規性追求 |
研究実績の概要 |
佐藤(研究代表者)は共同研究者とともに研究を続けてきた,マクロ経済の新規性追求傾向と特許出願数に関する理論・実証分析に関して,ワーキングペーパー "Novelty Seeking Traits and Innovation" を公開するとともに,「新規性追求傾向とイノベーション」というタイトルで日本語のノンテクニカルサマリーを公開した。新規性追求傾向の実証に関する議論や問題点を整理し,因果関係を実証した論文の改訂・投稿を進めている。理論部分に関して,証明やロジックを整理してワーキングペーパー "Love of Novelty: A Source of Innovation-Based Growth... or Underdevelopment Traps?" として再構成したものを公開し,投稿のための準備を進めている。
天龍(研究分担者)はワーキングペーパー "Capital Income Tax, Linear R&D Technology, and Economic Growth" に関して,2018年5月,2019年1月と,2回の研究報告を実施し,同分野の研究者からのフィードバックを得て論文投稿の準備を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者の所属変更や研究分担者の新学部設置による研究環境の変化により,計画どおりに研究を進めることが難しかったため。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの研究成果において,複数のイノベーションプロセスが存在する経済のなかでは,消費者の選好や租税制度が成長に影響することを明らかにすることができた。今後は,独立した2つの研究計画を統一的に分析する枠組みを考案し,最適な制度設計について研究を進めたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究代表者・分担者の研究環境の変化により研究の進度が遅れ,研究期間を延長したため。
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