研究課題/領域番号 |
16K03554
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
|
研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
濱口 泰代 名古屋市立大学, 大学院経済学研究科, 准教授 (70399038)
|
研究分担者 |
飛田 秀樹 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (00305525)
五藤 孝秋 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (00774449)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
キーワード | 医療者 / 向社会性 / 経済実験 |
研究成果の概要 |
本研究では,医学部の学生の向社会性に関して,「信頼ゲーム」と呼ばれる経済実験を行うことによって数量的に計測することであった.様々な学部の学生を集めて実験をすることは,事務的な手続きが非常に多かった.本研究費からORSEEという被験者リクルートシステムを導入することができ,非常に効率的に被験者集めを行うためのインフラを整えることができた. 最終年度において,3年間準備してきた経済実験をようやく実施することができた.2020年3月に計画していた実験は,新型コロナ感染予防のため実施することができなかった.そのため,計画していたよりも十分な実験データを集めることができなかった.
|
自由記述の分野 |
実験経済学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療従事者の行動を、行動経済学や実験経済学の観点から研究することは,これまでほとんど行われていない。医療職を目指す学生が,どのような行動特性を持つかを理解することは、医療の現場特有のチームワークの問題を理解する上で重要である。 本研究では,計画していたよりも少ないデータしか集めることができなかったが,信頼ゲーム等のいくつかの経済実験を行うことによって,行動特性を調べるための実験を実施することができた.向社会的選好と金銭的動機とが,どのようなゲームの状況でトレードオフの関係になるかを調べることは,経済学の論理を用いて社会的余剰を最大にするためにも,社会的意義があると考える.
|