今後の研究の推進方策 |
研究遂行前に予想していた状況とは少し異なり、実証分析を行った結果、単なるGARMA過程よりも、複数の周期性を考慮したGARMA過程を考えるほうが適切であることがわかった。
平成29年度は、研究計画に沿って見せかけの長期記憶性の問題を扱う。上述のように、実証結果から言えば、複数の周期性を考慮するほうが望ましいため、検定統計量はより複雑になると予想される。Tsai, Rachinger, and Lin (2014)では季節性を考慮したARFIMA過程を扱っているので、参考としたい。
|