グローバル化の影響を、応用一般均衡モデルと呼ばれるマクロモデル等を用いてシミュレーション分析した。そこでは、経済統合(あるいは、逆方向の離脱)がどのような影響をもたらすか、国際貿易や国内生産といった主要な経済変数を産業別に詳細に計測することで把握した。主要な分析としては、2019年中にも予定されているBrexitの影響を、イギリスとその他EU27カ国に分けて分析し、輸出の減少、EU政府負担金の減少、労働移動の減少(母国への帰還)、あるいは、北米や日本といった他の地域との自由貿易協定による貿易相手の振り替わり、といった観点から計量的に明らかにした。
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