現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は研究課題に従って5本の論文をまとめた。1で得られた結果は、“Demographic Change, Human Capital Accumulation and R&D-based Growth,” Canadian Journal of Economics (2016), 49 (2), pp. 707-737.でまとめられ出版された。 2で得られた結果は、“Bubbles and Unemployment in an Endogenous Growth Model,” Oxford Economic Papers (2016), 68 (4), pp. 1084-1106. でまとめられ出版された。 3で得られた結果は、“Asset bubbles, labor-market frictions, and R&D-based growth” DP 1642, Graduate School of Economics, Kobe University. でまとめられ、また日本経済学会にて研究報告をおこなった。 4で得られた結果は、“Innovation and Manufacturing Offshoring with Fully Endogenous Productivity Growth” DP 1636, Graduate School of Economics, Kobe University.でまとめられた。 5で得られた結果は、“Asset Bubbles, Unemployment and a Financial Crisis” DP 156, School of Economics, Kwansei Gakuin University.でまとめられた。
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今後の研究の推進方策 |
(今後の推進方策) まず初めに、平成28年度においてdiscussion paperでまとめた3, 4, 5の研究を、日本経済学会や各セミナーでいただいたコメントをもとにモデルの改善をおこない、修正を加えて、学術雑誌へ投稿することを考えている。そして、当初の研究テーマの雇用変動に関して、分析を進め、他のアプローチに関してサーベイをおこなったうえで、モデルを構築し、分析を進めることにする。 具体的には、貨幣的不況モデルを用いた小国開放モデルにおいて、経済政策を導入し、その分析をおこなう。また複数財に展開したモデルにおいて、内生的な産業構造の決定をモデル化する。
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