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2019 年度 研究成果報告書

経営者の社会的ネットワークやジェンダーがインド小企業のパフォーマンスに与える影響

研究課題

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研究課題/領域番号 16K03669
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 経済政策
研究機関武蔵大学

研究代表者

二階堂 有子  武蔵大学, 経済学部, 准教授 (20396899)

研究分担者 田中 健太  武蔵大学, 経済学部, 教授 (30633474)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードインド / 中小零細企業 / 女性起業家 / 経済実験 / 女性のエンパワメント / カースト / 包摂的な成長 / 金融包摂
研究成果の概要

本研究では、インドの企業数の90%以上、雇用数の約57%を占める小企業を対象にしている。この部門は、長い間政府からの支援政策を提供されているのにも関わらず、中企業や大企業へ成長するケースは少なく、労働生産性(所得)も低い。インドが今後も成長を続けるためには、受け皿となるこの部門の成長と生産性の向上が不可欠である。
こうした背景から、本研究は、小企業がなぜ小さいままなのか、経営者のジェンダーや社会的ネットワークが起業家精神や企業成長にどのような影響を与えているのかを、最新のセンサスデータを用いた計量分析と南インドでのフィールド調査を通じて明らかにする。

自由記述の分野

開発経済学、インド経済、中小企業論

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的特色は、経営者の特性やネットワークなど、これまで企業成長との関係性が十分に明らかにされてこなかった要因を包括的に分析する点にある。近年、実験経済学の途上国への適用は広く行われているが、小企業の経営者を対象としたフィールド実験の事例は未だ少ない。
また、余剰労働力を抱えるインドの持続的な成長のためには小企業の成長や生産性の向上が不可欠であり、本研究の結果から小企業の成長を促す制度設計を行うことが可能である。さらに、女性経営者の意識や選好に関する本研究の分析を通じて、女性の潜在能力活用やエンパワメント向上に向けた政策提言が可能となる。

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公開日: 2021-02-19  

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