研究課題/領域番号 |
16K03682
|
研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
榊原 雄一郎 関西大学, 経済学部, 教授 (00420696)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
キーワード | 自動車 / クラスター / 産業政策 |
研究実績の概要 |
2016年度は主に現地での資料収集及び宮城県の政策担当者へのヒアリングを行った。その結果、これまで得ることができなかった、研究対象地域である宮城県および東北地域の自動車クラスター形成に関する政策関連および立地企業の紹介関連の数多くの資料を入手することができた。本年度に得られた主な資料は以下のとおりである。 ・東北経済産業局編・日本立地センター・とうほく自動車産業集積連携会議『東北の自動車関連企業マップ』、インテリジェントコスモス研究機構・とうほく自動車産業集積連携会議編『東北の自動車企業マップ』、宮城県編『みやぎ・復興の歩み』、宮城県編『みやぎ立地企業ガイド』、みやぎ高度電子機械産業振興協議会編『企業ガイド(第6版)』、公益財団法人みやぎ産業振興機構編『必冊 みやぎの仕事人2016』等 以上の資料及びヒアリング調査から、2016年度は①宮城県に立地する自動車関連企業の全体像および詳細な属性(企業規模、所在地、得意な加工技術の分野、主要な所有設備、会社の沿革等)②宮城県の産業政策の方向性(企業間でのマッチング政策、誘致政策、人材育成政策、研究開発の促進政策といった自動車クラスター形成のための主要な産業政策)等が明らかになった。 2017年度は代表研究者が以前行ったアンケート調査の結果に上記資料で得られた知見を加えたうえで、宮城県の自動車クラスター形成政策についての論文を執筆を進め、論文として投稿までもっていく予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2016年度は研究に必要な政策関係の資料を数多く入手することができた。一方、企業に対してアンケート調査を行う予定であったがこちらは2016年度中に実施することができなかった。現在、新たに入手した資料を基にした論文を執筆中であり、こちらは予定通りの進捗状況である。
|
今後の研究の推進方策 |
2017年度は昨年度に実施できなかった企業向けのアンケート調査を行う。また昨年度より執筆中のクラスター政策についての論文を仕上げる予定である。研究成果も徐々に出つつあるので学会発表等、研究成果の公表についても力を入れていきたい。
|
次年度使用額が生じた理由 |
研究費の締め切り間近で行った出張で予定より費用が掛からなかったため研究費が残ってしまった。
|
次年度使用額の使用計画 |
研究に使用する消耗品に利用したい。H.29年度の消耗品に加え、ボールペン@100×4および消しゴム@95×2を追加購入する。
|