• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 実績報告書

健康診断受診率向上政策の費用対効果分析

研究課題

研究課題/領域番号 16K03709
研究機関甲南大学

研究代表者

上村 一樹  甲南大学, マネジメント創造学部, 准教授 (30708376)

研究分担者 駒村 康平  慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (50296282)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード特定健診 / がん検診 / 健康診断 / 健康増進 / アンケート調査
研究実績の概要

年度の上半期から令和元年の年内に書けては、データの最終的な整理を行った。元々、Excelシートではなく、紙媒体で調査を行ったため、細かい修正が手作業になりがちで、そのために時間が取られた面があった。データの整理が令和元年内に終了し、それ以降は、1.アンケート調査の返送に関する分析、2.特定健診に関するアンケート調査結果の集計を中心に行った。
1.アンケート調査の返送に関する分析については、「自治体アンケートの回答を決める要因は何なのか‐特定健診及びがん検診に関するアンケートの結果から‐」という標題で、慶應義塾大学パネルデータ設計・解析センターのディスカッションペーパーとして掲載されている。今後、分析内容の最終調整を行った上で、国内の学術誌に投稿する。大まかな内容としては、(1)人口が多い自治体ほど、返送率が高く、返送も早い。(2)人口当たりの公務員数が多いと、返送の早さは変わらないものの、返送率が低下する。(3)財政力指数が高いと、アンケート返送率は変わらないが、返送が早くなる。(4)人口一人当たり病院・診療所数が多いと、特定健診アンケートの返送率のみ高くなり、返送も早くなる傾向がある。(5)後期高齢者一人当たり医療費が高いと、アンケート返送率は低下するが、特定健診アンケートについては、返送が早くなる傾向もある。といったものである。
2.特定健診に関するアンケート調査結果の集計については、現在、集計作業はほぼ完了しているが、論文の形にはなっていない。令和2年の上半期、あるいは、令和2年の夏のうちには、まず、慶應義塾大学パネルデータ設計・解析センターのディスカッションペーパーとして掲載する。続いて、がん検診のアンケート調査結果についても、同様の集計を行う。また、アンケート調査の集計が完了次第、受診率と勧奨政策の分析に速やかに移りたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 自治体アンケートの回答を決める要因は何なのか ‐特定健診及びがん検診に関するアンケートの結果から‐2020

    • 著者名/発表者名
      上村一樹、駒村康平
    • 雑誌名

      Panel Data Research Center, Keio University PDRC Discussion Paper Series

      巻: DP2020-001 ページ: 1-19

    • オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi