研究成果の概要 |
海外では、フィッツウイリアム博物館が所蔵する朝鮮貨幣3,175枚のデータベースを作成した。その内訳は、常平通宝が99.9%を占めていた。また、アシュモリアン博物館、スウェーデン王立貨幣博物館、デンマーク国立博物館で所蔵している日本貨幣のデータベースを作成した。日本各地の一括出土銭や個別出土銭の調査を行い、熊本県で発見した寛永通宝を主体とする約16,000枚の銭貨について報告書を刊行した。北九州市出土の常平通宝については金属組成に関する蛍光X線分析を実施した。コンピュータで銭銘を読み取るために、ディープラーニングの手法を用いた画像認識システムを構築した。
|