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2020 年度 実施状況報告書

中国の新規株式公開市場における過小値付けの要因に関する包括的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K03839
研究機関九州産業大学

研究代表者

船岡 健太  九州産業大学, 商学部, 教授 (30615357)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2022-03-31
キーワード新規株式公開 / 中国の株式市場 / 過小値付け / 機関投資家 / 入札情報 / 私的情報 / センチメント
研究実績の概要

Funaoka and Nishimura (2019)では、機関投資家のタイプ別入札情報が開示されている中国の創業板市場のデータを用いて、どの機関投資家が私的情報を用いて新規株式公開時のリターン(初期収益率)を得ているのかに関する検証を行った。検証結果については、証券会社の私的情報に関する変数が初期収益率に対して最も有意な影響力を持つというエビデンスを得た。
上記のFunaoka and Nishimura (2019)では、入札全体株式数に対して購入可能株式数の上限で購入申込が行われた株式数の比率を私的情報の代理変数としている。現在、同研究を発展させる形で、入札株式数に加えて入札価格の情報を加えた研究を実施している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、中国への渡航が不可能となり、中国における現地調査ができなくなったため。

今後の研究の推進方策

オンラインによる中国現地とのミーティング等も取り入れながら、引き続き機関投資家の入札行動における価格データを取り入れた研究を継続して実施する。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、中国への渡航が不可能となり、中国における現地調査ができなくなり、旅費等の支出が未発生となったため次年度使用額が生じた。この次年度使用額については、国内における研究会等出席に伴う旅費、文献購入、論文投稿費等に充当したいと考えている。

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公開日: 2021-12-27  

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