本研究は、顧客に対して新たな価値を創造する活動をマーケティングと捉え、マーケティングを行う人材 (マーケター) がいかにして新たな価値の創造を行うか明らかにすることを研究目的とし、係る人材育成のための示唆を得ることとした。具体的には、大学において創造的な商品開発を行う人材をマーケターと捉え、創造的思考法をベースにしたラテラル・マーケティングの理論を用いて大学主体の商品開発の事例を分析した。 また、業務の中でマーケティング実践を意識したことがない人材がマーケティング・リテラシーをいかに体得するか明らかにするため、大学職員を受講者とする研修の効果を分析した。
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