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2022 年度 研究成果報告書

不確実性の高い経営環境におけるミドルマネジャーの役割と能力開発に関する実証研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K03857
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 経営学
研究機関富山大学

研究代表者

馬 駿  富山大学, 学術研究部社会科学系, 教授 (00303206)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2023-03-31
キーワードミドル・マネジャー / 戦略策定・実行能力 / 業務管理能力 / 集団維持能力 / 人的資源管理 / 経営環境
研究成果の概要

研究期間中、5編の論文が公刊されている。特に「ミドル・マネジャーの役割、能力と満足度との関係に関する実証分析」(『富大経済論集』第67巻第2号、2021年12月)の論文は本研究の主な研究成果として、次の結論が得られた。ミドルマネジャーに対するアンケート調査の個票データに対する統計分析を通して、日本企業において、ミドル・マネジャーの期待される戦略策定・実行の役割が十分に果たせず、期待する結果が生み出すことができないため、その結果、日本企業の競争力に大きく影響を与えてしまう可能性がある。

自由記述の分野

人的資源管理

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、まず今日のような不確実性の高い経営環境を適 応するためには、従来の研究で指摘されたミドルマネジャーの業務管理能力や集団維持能力と比べて、戦略 策定と実行の能力のほうがより重要であると主張されている。そして、仮説検証をと通して、日本企業がかつての成長段階で形成されてきた長期雇 用に基づいて従業員の内部育成を図り、長期的競争を通して従業員のモチベーションを維持するような人的 資源管理の仕組みは、このような能力の開発にはもはや適用できなくなり、むしろ阻害要因となると指摘されているだろう。したがって、今後日本企業はミドルマネジャーの戦略策定・実行能力を高める人事改革を行う必要があるだろう。

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公開日: 2024-01-30  

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