研究実績の概要 |
平成30年度は研究発表や論文執筆等を通じた理論研究と、海外製品開発の事例調査を進めた。理論構築では連携研究者・海外共同研究者との討議や学会・研究会等における議論を通じて、データ分析や構築する理論の妥当性を検討した。具体的な成果は、論文「製品開発プロジェクトにおける国際拠点間の協働:トヨタの事例」『日本経営学会第92回大会報告要旨集』(USBメモリー)217-220頁、研究ノート「トヨタの北米生産にかんする新たな動向」『経営研究』第69巻・第1号・131-143頁、ワーキングペーパー「台湾國瑞汽車における現地開発」『OCU-GSB Working Paper Series』No. 201901・1-18頁、国内学会発表「製品開発プロジェクトにおける国際拠点間の協働:トヨタの事例」、日本経営学会第92回大会(自由論題Ⅱ)、於:新潟国際情報大学(新潟中央キャンパス)、国内研究会発表“Global Linking Beyond Lean: A Case of New Product Development at Toyota Technical Center in the US,” International Business Workshop・神戸大学経済経営研究所である。 事例調査では主に北米、欧州、アジア等における現地拠点や国内拠点においてインタビューをおこなった。特に海外調査では、なるべく学会参加や現地研究者との打合せ等とあわせて実施して費用対効果が高まるようにつとめた。これらの調査活動や研究発表、また研究内容に関する討議・再検討、論文等の執筆・公表、研究課題の提示を含む研究活動をおこなった。 なお、最終年度前年となる平成30年度に、本研究をさらに発展させた形で、2019年度基盤研究(C)「グローバル製品開発における拠点間統合の実証研究」として応募し、採択された。
|