日本の株式市場に上場する全製造業者(1,439社)を対象として独自に行った、ロジスティクスの外部委託及び環境経営に関するアンケートの結果から、視覚的にもわかるいくつかの基本的な事実が確認された。次いでそのデータを用いて共分散構造分析を行うことで、ロジスティクスの外部委託による主要な経営課題への貢献と、環境経営にもたらす効果を検証した。また過去の自動車排ガス規制の経緯と成果及び低排出化の促進要因と、現在の電動化を鍵とした自動車環境技術の変革の促進要因を比較することで、競争構造がロジスティクス事業者、荷主、その他のステークホルダーをプレイヤーとして含む重層的なものへと変化したことが確認された。
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