研究課題
基盤研究(C)
サービス・ドミナント・ロジックの視点から、地域マーケティングにおけるアクターの価値共創について考察した。従来の商品を拡張したアプローチではなく、アクターによるサービス提供および資源統合によって地域マーケティングを分析した。地域のアクターによる価値共創の枠組みを明確にするためにサービス・エコシステムの観点から、キーストーンと制度の役割について、アクターの資源統合を促進する役割があるものとしてとらえられることを示している。
マーケティング
地域の発展のためには多様なアクターの参加が必要とされている。従来の地域マーケティングでは主体を地方自治体もしくはそれに関連する段階に限定しており、受け手である顧客や観客は価値の創造者ではなかった。本稿ではサービス・ドミナント・ロジックのアプローチを用いることによって、多様なアクターが参加することによる価値共創の枠組みを調査しており、サービス・ドミナント・ロジック分野の範囲を広げる学術的意義と、社会的意義を有することになる。