本研究では,様々な業態の実データを用いた消費者の購買行動プロセスの解明を試みた.ECサイト,実際の店舗の両者,また商品販売とサービス提供の両者について分析した.研究成果としては,ECサイトにおいては現状のような頻繁なプロモーションは必ずしも効果的でないこと,実際の店舗での日々の来客行動が外生的要因によってもかなり異なることなどが分かった.分析手法としては,機械学習やディープラーニングなどの方法も精度向上の視点では期待できる一方で,計算時間やモデリングにおいてはまだ検討の余地があることも分かった.
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