研究課題/領域番号 |
16K03969
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研究機関 | 流通科学大学 |
研究代表者 |
岸本 徹也 流通科学大学, 商学部, 教授 (00405929)
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研究分担者 |
矢作 敏行 法政大学, イノベーション・マネジメント研究センター, 客員研究員 (40230289)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 小売サービス / サービスマーケティング / インターナルマーケティング / パートタイムマーケター |
研究実績の概要 |
本年度は、流通科学大学の「流通資料館」、法政大学の「流通産業ライブラリー」等で、資料・雑誌やデータベースにより関係資料の収集と先行研究のレビューを通じて、調査分析の枠組みの検討を行い、事例研究の対象とする企業の選定作業を行う計画を立てていた。事例研究の対象となる企業の選定作業についてはほぼ終えることができた。 来年度から始める本格的なインタビュー調査を設計するための事前のインタビュー調査を数件実施するという計画をたてていた。これについては、事前のインタビュー調査や、店舗見学などを実施することができた。特に、9月から10月にかけて実施した10日間ほどの企業調査では、経営トップ層への数回のインタビュー調査や、社内会合への参加、現場従業員へのインタビュー調査、店舗作業の見学、社内資料の閲覧等、当該企業に関して、多くの情報を収集することができた。 当初予定していた少なくとも4ヶ月に一度の研究会は、ほとんど実施することができなかった。しかし、研究会やメールにより、研究の進捗状況の確認、情報共有については、あるていど図ることができた。 研究会に食品スーパーやアパレル小売業の実務家を講師として招き、現状のサービス・オペレーションの理解を深め、調査のための関係構築を図るという計画については、実際に、こちらから数社の企業に出向き、インタビュー調査、社内資料の収集を通じて、小売企業のサービス・オペレーションの現状についての認識を深めることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
やや遅れている理由は、当初の研究計画では、インタビュー調査と並行して、邦文、英文等の関連文献リストトを作成し、年度末までにレビュー論文を書き上げることを目標としていたが、この活動を実施することができなかったためである。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、インタビュー調査等を精力的に実施する計画であるため、昨年度実施できなかったレビュー論文については、再来年度の書き上げを目指して、下準備を進めていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
昨年度、急遽必要な情報機器を購入するために使用したことにより、次年度の使用額が生じた。
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次年度使用額の使用計画 |
当初の計画に沿うように使用していく。
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