研究実績の概要 |
交付申請書に記載のとおり、戦後意味学派の言語観と、戦前世代を代表する社会学者であるヴェーバーとデュルケムの言語観について、これまでに引きつづき集中的に研究を進めた。とくに2018年度(最終年度)は、ヴェーバーとデュルケムについて、国際誌での査読付論文や国際学会での査読付研究発表で成果を公にした(具体的には下記)。 【論文】Tada, Mitsuhiro, 2018, “Language, Ethnicity, and the Nation-State: On Max Weber’s Conception of 'Imagined Linguistic Community',” Theory and Society, 47(4): 437-466. 【学会発表】Tada, Mitsuhiro, 2018, “Emile Durkheim’s View of Language: Organic Solidarity and Linguistic Unity in National Society,” European Sociological Association, RN29 (Social Theory) Midterm Conference (Technical University of Berlin, Berlin, Germany, September 05-06 (05)). なお、本基課題(C)は、本来2019年度末までの予定だったが、「研究計画最終年度の前年度応募」制度の活用により、2019年度から基盤研究(B)に採択されたため、2018年度末をもって廃止となる。2016年度からのこの3年間で、関連テーマも含めると、上記二点以外には、著名な国際誌での英語論文1本、海外での英独招待講演3本、などを公刊し、着実に研究を進めることができたと考える。
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