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2018 年度 実績報告書

ベトナムの障害者支援における専門職の協働

研究課題

研究課題/領域番号 16K04044
研究機関飯田女子短期大学

研究代表者

武分 祥子  飯田女子短期大学, 看護学科, 教授 (30442156)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード障害者 / 専門職 / 教育 / 福祉
研究実績の概要

3年間の研究は「ベトナムの障害児支援を分析し専門職協働の課題を明らかにすること」を目的とし全5回のベトナムでの調査と支援介入をを実施した。その中で日本から心理学、社会福祉学、看護学、社会学の研究者を同行し、参与観察、授業の見学・支援介入、ワークショップで知識・技術的な研修、現地専門職や子どもの親からの質問への対応等を行った。
研究最終年度である2018年度はベトナムでの現地調査を2回実施した。1回目の調査(2018年11月17日~24日)では、研究者3名でハノイ市内の障害児施設(サオマイセンター、ニャンティン障害児学校)およびダナン市内の障害児施設等(ダナン市教育発達支援センター、さくら保育園)を訪問して見学と聞き取りを行った。この調査により、ハノイとダナンの共通点と相違点、自治体と民間の役割等を通して新たな知見を得ることができた。両市とも障害児を含む子どもの生活環境全体が経済発展の影響を大きく受けていたということが共通していた。新たな知見としては、ダナン市では自治体の組織体制が確立されている点が確認でき、民間施設の力に頼らざるを得ないハノイ市との相違を認識した。2回目の調査(2019年3月16日~22日)では、研究者2名でハノイ市の障害児施設(サオマイセンター、ニャンティン障害児学校)へ訪問し、これまでの調査内容や分析結果を調査協力者らと確認するとともに、障害児支援に関わる専門職と今後の課題を話し合った。それにより、専門職として知識や技術の向上も重要であるが、長期的に障害児に関わりながら態度を含めた能力を多職種が協働で育成していくことの必要性が見出された。3年間を通じて、ベトナムにおける障害児支援の変容状況を把握し専門職の相談に応えながら直接支援ができたことを研究成果として、飯田女子短期大学紀要に論文としてまとめるとともに、学内研究発表及び学外研修会で報告した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] ベトナムの施設調査における障害児支援の現状と課題2019

    • 著者名/発表者名
      武分祥子、菱田博之、川手弓枝、黒田学
    • 雑誌名

      飯田女子短期大学紀要

      巻: 36集 ページ: 印刷中

    • オープンアクセス
  • [学会発表] ベトナムの障害児支援の現状2019

    • 著者名/発表者名
      武分祥子、菱田博之、川手弓枝
    • 学会等名
      飯田女子短期大学集談会
  • [学会発表] ベトナムの社会状況と障害児支援2019

    • 著者名/発表者名
      武分祥子、菱田博之、川手弓枝
    • 学会等名
      学生対象 学内研究発表会
  • [学会発表] 専門職との協働のために必要なこと2018

    • 著者名/発表者名
      武分祥子
    • 学会等名
      上伊那福祉協会研修会
    • 招待講演

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公開日: 2019-12-27  

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