「ジェンダー・宗教・市民社会研究」という3つの研究動向をつなぐものとして、本研究は学際的なアプローチによって宗教的社会貢献活動において女性の役割と女性のエンパワーメントを検討した。宗教団体に所属する女性たちの社会貢献活動は宗教的市民社会形成の担い手であると言える。このような宗教的市民社会形成の拡大中、女性の社会参加の進展、民主化、エンパワーメントとジェンダー平等に大いに関わっていると考えられ、宗教的背景における社会貢献活動の役割を理解する上で重要な意味合いを持っている。これらのテーマに貢献する本研究は、国内外学術界において国際的な研究行動に位置付ける。
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