研究課題/領域番号 |
16K04074
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
渡久山 清美 琉球大学, 人文社会学部, 講師 (70533991)
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研究分担者 |
渡久山 幸功 琉球大学, 国際地域創造学部, 客員研究員 (20412869)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 沖縄(人) / 在沖米軍 / 米国主要新聞 / 米国雑誌 / メディアのフレーミング効果 / 政治コミュニケーション / ポストコロニアル理論 / ケアのジャーナリズム |
研究実績の概要 |
研究代表者は、2017年、2018年に英文の論考を琉球大学法文学部人間科学科紀要『人間科学』36号と38号で発表した。 最終年度の2019年4月、研究代表者・分担者ともに米国ワシントンDCで行われた大衆文化学会・アメリカ文化学会第49回年次大会において,"Representations of Okinawa in Major U.S. Newspapers (2016)"の口頭発表を行い、2020年3月琉球大学人文社会学部人間社会学科紀要に論考が掲載された。 分担者は、「『ナショナル・ジオグラフィック』の伝えるOKINAWA」が沖縄外国文学会機関誌 Southern Review No.34 に(2019)に掲載された。沖縄大学地域研究所紀要『地域研究』第25号に「米国雑誌『タイム』における沖縄特集記事」が掲載される予定。(2020年4月発行予定が、コロナ感染拡大防止のため延期となった。) 2020年2月15日に「米国メディアの沖縄報道を考える―沖縄から国際会への発信をー」と題して、4人の発表者を迎えシンポジウムを行った。研究代表者は「米国メディアは沖縄をどう伝えたか」、分担者は「米国主要雑誌による沖縄関連記事の報告」を発表。2020年3月に、シンポジウムと本研究の成果を報告書にまとめた。 米国新聞・雑誌における沖縄関連記事は米軍事故・事件関連が多く、その中の沖縄(人)の表象はステレオタイプ化しており、政治・経済、歴史に関する事実が語られていないため、沖縄の実情を反映したものとは言えない。より正確な沖縄の状況の報道が必要だという結論に達した。普天間基地移設関連新聞記事ではいくつかのフレーミングを抽出したが、米国の政権寄りのフレーミングの中に、沖縄の人々の声を反映するフレーミングも見られた。これは、一部の記者が、沖縄の政治、経済、歴史に関する理解を深めた結果だと言える。
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