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2018 年度 研究成果報告書

親-成人子間の同居・援助が変化する中での相続の実態についての実証的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K04125
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 社会学
研究機関関西大学

研究代表者

大和 礼子  関西大学, 社会学部, 教授 (50240049)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード親-成人子の世代関係 / 個人化 / 父系 / 相続 / 同居 / 援助 / 少子高齢化 / 性別分業
研究成果の概要

日本においては「夫親と同居、その親を経済・世話面で援助、その親から相続を受ける」といった父系規範に従い居住・援助と相続を一体的に行う家制度的な状況が1980年代頃まであったが、近年こうした状況は変化している。本研究では世代間の居住・援助の変化や、子世代の性別分業の変化と、それらに伴う相続の変化を、量的・質的データによって分析した。その結果、現代日本では相続、居住、援助といった世代関係は、その面によって関係が異なり(多次元性)、その背後に、a)父系規範(夫親優位)や性別分業と、b)男女平等や女性からみた生活しやすい世代関係(妻親優位)の、両者を共存させようとする人々の調整があることがわかった。

自由記述の分野

社会学(家族社会学)

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、高齢化によって福祉ニーズが増加しているにもかかわらず、現役世代の人口減少により公的財源は不足している。そのために公的援助と私的援助(家族間の援助)を組み合わせて対応する、つまり福祉ミックスの必要性が社会的に高まっている。福祉ミックスをうまく機能させるには、私的な家族関係・世代関係がどのようなものかというその実態を把握する必要がある。本研究はこうした社会的必要に対応しようとするものである。

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公開日: 2020-03-30  

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