てんかんはいわばありふれた神経疾患である。セルフマネージメントはてんかんのある人(PWE)の健康とQOL増進において重要な概念である。てんかんのセルフマネージメントプログラムが必要であり、世界中の多くの研究がなされてきた。わが国のてんかん研究でも数多の研究がなされてきたが、PWEの心理社会的側面に関して、特にその質的研究はやや低調である。本研究では、今後の我が国におけるより効果的なセルフマネージメント支援策を目指して、その基礎となる質的研究を行った。インタビュー調査で本人の語りから得られたテーマは26項目にのぼった。
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