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2019 年度 研究成果報告書

精神障害者対象の介護職員養成プログラムのエンパワメント視点に基づく多角的評価研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K04160
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 社会福祉学
研究機関大阪市立大学

研究代表者

清水 由香 (丸山由香)  大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 助教 (90336793)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード精神障害者 / リカバリー / エンパワメント / ピア・ヘルパー / 就労支援 / 訪問介護従事者養成
研究成果の概要

本研究は、精神障害者対象のホームヘルパー等養成講習プログラムがもたらした影響を、講座からの学び、就労や生活面から検討した。質問紙調査は113名、また面接調査は24名を対象に分析を行った。精神障害の経験を経た自己成長を目指し、「自分を変える・挑戦の試金石」という受講動機をもち、受講により自信・意欲・希望、仲間・相談者を獲得し、学びの充実感を示した。資格取得後に就労経験の有る人は75%だった。就労継続期間と生活自己管理の実践の割合が関連し、介護・福祉現場の就労が継続されにくい課題が示唆された。また学びの意義を見出し、ピア・ヘルパーの経験のある人でリカバリーの程度が高いという関連を認めた。

自由記述の分野

精神保健福祉

研究成果の学術的意義や社会的意義

精神障害者を対象にホームヘルパー資格取得者を360名以上輩出してきた講座をフィールドとしている。その調査協力者のうち介護職員や訪問介護員等の資格取得後10年以上経過している分析対象者が50人以上を含む集団の心理社会的状況を分析し、長期的な効果の影響を提示した点に学術的な意義がある。資格取得後の就労という成果のみならず、学びはエンパワメントプロセスの要素として重要であり、「学び」の環境づくりが今後の社会に求められることが示唆された。

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公開日: 2021-02-19  

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