本研究の目的は、物理的な環境整備と人的支援を連動した居住環境整備の方法論の確立を目指すため、在宅認知症高齢者や家族のため の物理的な環境整備(ハード面)と人の関わりやサービスなど人的支援(ソフト面)に着目したアセスメントシートを開発することである。1.当該研究分野における国内外のレビュー、2.国内外の居住環境整備に関連するアセスメントシートに基づくアセスメント試案を作成、3.アセスメントシートの主要な項目である「生活状況に関する項目」「住まいと生活様式に関する項目」に対する介護支援専門員の認識を把握するアンケート調査を実施し、認知症高齢者の居住環境整備のためのアセスメントシートを開発した。
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