高齢者に対する訪問型短期集中予防サービスの効果的な実施のあり方について、3本柱で研究を行った。 宇治市では、利用者が予防サービスから高い達成感と満足感を得た一方、事業実施サイドでは支援対象者の明確化、支援目標の設定等が今後の課題となろう。関西圏自治体へのアンケートでは、多くの市が利用者は支援目標を達成したと評価しつつも利用者拡大に苦慮しており、支援ノウハウの未確立、事業目的の共通理解等の多くの課題があることが明らかになった。英国調査からは、リエイブルメント事業は集中的な自立支援という目的は同じでも同じ方式での導入は無理があり、我が国の事業枠組みの中での知見蓄積がまず必要との認識に至った。
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