現在もなお喫緊の課題である社会福祉現場における人材育成について、特に、小規模施設や小規模グループケア事業に着目し調査研究事業を展開した。小規模化の流れの中で、チームによる協働は、時間と空間を共有することによって成立するといった発想を転換する必要がある。時間と空間を共有することに制約があったとしても、チームがチームとして機能することができるようなチームワークづくりが必要である。その課題解決のために開発した研修プログラムは、職場外研修と職場内の人材育成を有機的に連結させる一助となりうると考える。今後の社会福祉現場における人材育成への貢献可能性が本研究の学術的意義であり社会的意義であると考える。
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