研究課題/領域番号 |
16K04294
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
工藤 浩二 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (90748138)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 自己分化度 |
研究実績の概要 |
今年度は,前年度の研究結果を再分析してまとめた。その一部は論文としてすでに公開した。具体的には,本研究で用いる自己分化度尺度(以下,DSS-2D)の妥当性や信頼性の付加的検討として論文にまとめ公開した。自己分化度の年代別プロフィール作成については,そのために行ったweb調査の結果を論文として投稿し,現在,審査中である。自己分化度仮説の妥当性検証については,現在,論文としてまとめている。 本来2018年度に行う予定であった「自己分化度を高める養育態度」の検討については,進捗に遅延が生じてしまい,2019年度に本格的に実施する予定である。具体的には,DSS-2Dを用いた質問紙調査によって自己分化度を測定し,その高群・低群の両者に面接調査を行う。過去の親の養育態度および親子関係に関連したライフイベントなどを聞きとり,自己分化度を高める養育態度を探索的に整理する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
これまでの研究結果について,データの再分析を行っているが,そのことが予想以上に時間を消費しているため。また,予定していなかった他の業務により研究に向ける時間の捻出が困難になったため。
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今後の研究の推進方策 |
本来2018年度に行う予定であった「自己分化度を高める養育態度」の検討について,2019年度1年間で完了するよう月ごとの計画を立て,それに沿って実行していく予定である。具体的には,前期中に調査を終え,それ以降,分析,考察を進めていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2018年度の研究計画に大幅な遅延が生じてしまったため次年度使用額が生じてしまいました。 2019年度は,調査にかかる物品費,謝金,または情報収集のための学会参加関連諸経費,論文投稿関連諸経費等として使用する予定です。
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