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2018 年度 実施状況報告書

DMM-AAIの妥当性検証研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K04337
研究機関北海道教育大学

研究代表者

三上 謙一  北海道教育大学, 保健管理センター, 准教授 (90410399)

研究分担者 戸田 弘二  北海道教育大学, 教育学部, 教授 (60207579)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード成人アタッチメント / AAI / DMM / アタッチメントと適応の動的―成熟モデル
研究実績の概要

2018年度は5月に立命館大学で開催された「多専門連携による司法面接の実施を促進する研修プログラムの開発と実装」(研究代表者:仲真紀子)主催による「基礎研究から新たな実践へ:トラウマ記憶とアタッチメント-児童虐待における司法面接と心身のケアとの連携への示唆-」というシンポジウムにおいて「アタッチメント(愛着)による虐待のアセスメントと援助」というタイトルでDMM-AAIを虐待のアセスメントと援助にいかに活用するかについて講演した。同じく5月に北海道大学で開催された第19回日本サイコセラピー学会の「認知行動療法~世代による違いを考える~」というシンポジウムでは指定討論者として認知行動療法の事例に対してアタッチメントの観点からコメントをした。さらに6月にフィレンツェで開催された国際アタッチメント研究学会10周年記念大会(the international association for the study of attachment 10 year anniversary celebration)でThe clinical usefulness of the DMM-AAI in individual treatmentというタイトルで、DMM-AAIを個人心理療法にどのように活用するのかについて発表した。8月にはDMM-AAIのマニュアルである「成人アタッチメントのアセスメント:動的―成熟モデルによる談話分析」を岩崎学術出版社から出版した。また8月には共著論文「乳幼児看護学はじめの一歩 アタッチメント理論のDMM理論に基づく看護介入」を小児看護41号に発表した。さらに2019年2月には第5回西日本子ども虐待医療セミナーにおいて「アタッチメントによる虐待のアセスメントと援助」というタイトルで先の立命館大学で発表した内容とほぼ同じものを虐待に関わる医療関係者に向けて発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究分担者である戸田弘二が学内業務多忙のために当初予定していた科研費のエフォートを十分に取ることができなかったため。

今後の研究の推進方策

DMM-AAIを用いた事例研究を海外のジャーナルへの投稿する予定である。またこれまでの成果を博士論文としてまとめる予定である。

次年度使用額が生じた理由

予定していた海外の講習会が開催されなかったため。今年度はデータの英文への翻訳料と国際学会での出張費で使用する予定。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 乳幼児看護学はじめの一歩 アタッチメント理論のDMM理論に基づく看護介入2018

    • 著者名/発表者名
      岡村優喜子・鈴木佳代子・三上謙一
    • 雑誌名

      小児看護

      巻: 41 ページ: 1211-1215

  • [学会発表] アタッチメント(愛着)による虐待のアセスメントと援助2019

    • 著者名/発表者名
      三上謙一
    • 学会等名
      第5回西日本子ども虐待医療セミナー
    • 招待講演
  • [学会発表] The clinical usefulness of the DMM-AAI in individual treatment2018

    • 著者名/発表者名
      Kenichi Mikami
    • 学会等名
      the international association for the study of attachment 10 year anniversary celebration
    • 国際学会 / 招待講演
  • [図書] 成人アタッチメントのアセスメント2018

    • 著者名/発表者名
      クリテンデンとランディーニ
    • 総ページ数
      344
    • 出版者
      岩崎学術出版社

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公開日: 2019-12-27  

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