研究実績の概要 |
平成28年度から平成32年度のまでの5ヶ年計画の3年目にあたる。これまでの研究を踏まえ、引き続き論文投稿、著書執筆、学会発表に取り組んだ。 【論文】「治療的アセスメントの臨床的有効性に関する実証的研究」のひとつとして、人間性心理学研究,第36巻1号(p.79-91)で「治療的アセスメントの「まとめと話し合いのセッション」におけるクライエントの体験 -EXPスケール、SEQ-5、AQ-2による5事例の分析-」(橋本忠行・坂中正義・久蔵孝幸の共著)を公刊した。また協働的なアセスメントについて人間性心理学研究, 第36巻2号(p.173-179)に「水島恵一の仕事 -司法と教育・福祉を中心に-」(単著)が掲載された。 【著書】「ナラティヴと心理アセスメント-協働的/治療的につなぐポイント-」(田澤安弘・橋本忠行の共編著)を創元社より公刊した。橋本は「第1章協働的/治療的アセスメントとナラティヴ・セラピー」「あとがき」を執筆し、FinnとFischerによる協働的/治療的アセスメントと,WhiteとEpstonによるナラティヴ・セラピーの両概念の関連を整理し,その一例としての事例提示を行った。 【学会発表】平成30年9月の日本心理臨床学会第37回大会(神戸国際会議場)で自主シンポジウム「治療的アセスメントについて考える(その8)-クライエント中心のヒューマニスティックな心理アセスメントの可能性」で「治療的アセスメントとヒューマニスティックなアセスメント」の口頭発表を行った。企画者・話題提供者の役割を担った。
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