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2019 年度 実績報告書

ロール・プレイを用いたカウンセリングコンピテンス教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K04374
研究機関作新学院大学

研究代表者

田所 摂寿  作新学院大学, 人間文化学部, 教授 (80616300)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードカウンセラーのセルフケア / カウンセリングコンピテンシー / ルーブリック
研究実績の概要

令和元年度においては,前年度に行ったゲートキーピングに関する調査の分析を進めた。これらの結果をまとめ,日本カウンセリング学会第52回大会において発表した。この発表では他の研究者との意見の交換を行い,今後の日本のゲートキーピング研究の示唆を得ることができた。特に課題として示されたのは,いまだゲートキーピングの概念が浸透していない日本においてこの定義をどのように行うかの問題である。ゲートキーピングが決して不適な学生を排除するシステムではなく,専門家として教育していくための学生を援助・養護していくためのシステムであることを広く公にしていくことの必要性が明らかになった。
先進的な取り組みをしている海外の研究成果について研究状況を集めるため,Association for Counselor Education and Supervision 2019(in Seattle)へ参加した。Conferenceではゲートキーピングの研究発表とカウンセラーセルフケアの研究発表を中心にセッションに参加し,USの研究者の研究動向について情報を収集するとともに,日本での研究応用について検討を行った。
研究成果としては,ゲートキーピングで利用されるルーブリックを用いた大学院生への教育(作新学院大学臨床心理センター研究紀要)やセルフケア(作大論集),そしてカウンセラー教育の原点であるコンピテンシー教育(教職実践センター研究紀要)について,それぞれ大学紀要論文3本にまとめ発行した。また学会大会では日本カウンセリング学会第52回大会(北海学園大学)にて3本の研究発表を行った。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] カウンセラー教育におけるセルフケアの重要性とその応用2020

    • 著者名/発表者名
      田所摂寿
    • 雑誌名

      作大論集

      巻: 10 ページ: 21-32

  • [雑誌論文] カウンセラー教育の起点:カウンセリングコンピテンシーの実装2020

    • 著者名/発表者名
      田所摂寿
    • 雑誌名

      教職実践センター研究紀要(作新学院大学・作新学院大学女子短期大学部)

      巻: 8 ページ: 3-12

  • [雑誌論文] 臨床心理学専攻の大学院生に対するルーブリック評価の試み2019

    • 著者名/発表者名
      田所摂寿・田久保暁理・高野正美
    • 雑誌名

      作新学院大学臨床心理センター研究紀要

      巻: 12 ページ: 17-24

  • [学会発表] 日本における心理専門職養成に対するゲートキーピングの検討2019

    • 著者名/発表者名
      田所摂寿
    • 学会等名
      日本カウンセリング学会第52回大会
  • [学会発表] カウンセラー教育におけるグループ体験学習の効果に関する研究 その2-MLTでの発言の「話の内容の深さ」分析-2019

    • 著者名/発表者名
      吉澤雅子・大出勇・後藤祥子・大吉智子・田所摂寿・橋本幸晴
    • 学会等名
      日本カウンセリング学会第52回大会
  • [学会発表] カウンセラー教育におけるグループ体験学習の効果に関する研究 その3-MLTでの発言の「関与対象」分析-2019

    • 著者名/発表者名
      大吉智子・大出勇・後藤祥子・吉澤雅子・田所摂寿・橋本幸晴
    • 学会等名
      日本カウンセリング学会第52回大会

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公開日: 2021-01-27  

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