研究1:本研究は,大学生のカップルにおいて、献身的な恋愛観が,交際相手からの束縛行為に愛情を感じる程度に与える影響を検証することを目的とする。その結果,男子の場合は,献身的な恋愛観(幸せ因子)が高いほど,束縛行為に愛情を感じる程度が高いことが明らかとなった。女子の場合,献身的な恋愛観(不本意因子)が高いほど,束縛行為に愛情を感じる程度が高いことが明らかとなった。 研究2:本研究の目的は,大学生に対し、デートDVの防止講座を実施し,その束縛行為がデートDVであるか否かの判別に対して、交際相手との関係性に基づいて判別する方が、効果的であるかどうかを検証した。その結果、この仮説は支持された。
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