研究実績の概要 |
本年度においてはドイツ教育学会において報告するとともに、本研究の総括として、3名のライフヒストリー研究者を招いて、報告会を行った。詳細は以下の通りである。 1) 2018年9月19日から21日にかけて、ドイツのコブレンツ・ランダウ大学コブレンツキャンパスで行われたドイツ教育学会「質的教育研究とビオグラフィー研究」部会(特集テーマ:Aufbrueche, Umbrueche, Abbrueche. Qualitative Bildungs- und Biographieforschung zwischen 1978 und 2018)にて、研究代表者鳥光、および研究分担者野平・藤井の3名による共同の研究報告を行った。報告のタイトルは、”Familienkonflikt, religioese Beratung und Transformation - Interpretation ueber Erzaehlung einer japanischen Studentin”である。 なおその後、同部会の実行委員長であるTh. Fuchs氏(コブレンツ・ランダウ大学)から同報告に対して、今後出版される予定の年報への掲載依頼があった。改定原稿今年度中に提出する、出版は来年度以降の見込みである。 2)研究会を、ドイツ教育学会の原稿の作成のために2回(1918年5月5日於中央大学、1918年8月11日於横浜国立大学、いずれも主席者は鳥光、野平、藤井)実施したほか、2019年2月17日、広島大学東京オフィスにおいて、ライフヒストリー研究の専門家3名を招いて、3年間の科研の研究成果の概要を報告し、それについての評価を受けた(第3回研究会)。この第3回の研究会において招聘したのは、倉石一郎氏(京都大学)、高井良健二氏(東京経済大学)、山田浩之氏(広島大学)の3名である。
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