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2020 年度 実施状況報告書

経営診断と品質マネジメントシステムの融合的公民館経営診断・評価技法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K04528
研究機関秋田大学

研究代表者

原 義彦  秋田大学, 教育学研究科, 教授 (70284825)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2022-03-31
キーワード公民館 / 経営診断 / 質評価
研究実績の概要

本年度の研究作業は、公民館経営診断に必要となる公民館経営改善事例の収集・分析(継続)とリンケージ構築作業、及び外国の成人教育施設の自己評価と質評価の分析である。
経営改善事例の収集では、通常の経営改善事例に加えて、コロナ下という環境変化への適応としての経営改善も加えて、主に長野県内の公民館の状況調査を行なった。各種事業運営が制限される中、2020年5月の時点には、遠隔による講座を企画、実施する公民館がみられ、その実施形態には、you tube等のインターネットによるもの、ケーブルテレビによるものなどがあった。これらの講座実施方法の改善を図った公民館のうち、塩尻市内の市立公民館の事例調査を行なった。ここでは、いち早くコロナ下での講座のあり方を検討し、インターネットを活用した講座の動画とライブによる講座の配信を行なっている(令和2年度中に40の動画を配信している)。これによる成果として、遠隔による公民館講座の受講が可能になったことが挙げられるとともに、地域素材の教材化、学習コンテンツの保存、蓄積、活用範囲の拡大をもたらしていることが挙げられる。これらに基づいて、経営診断のリンケージを仮設した。
外国の成人教育施設の自己評価と質評価の分析は、実地調査ができなかったことから、文献、webの資料等を中心に、公共部門等における価値の概念と枠組み、及びその設定方法について調査分析を行い、価値に基づく診断・評価の方法の確立に向けた検討を行なった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

経営改善事例の収集、分析、経営改善の実験的調査、外国の成人教育施設の実地調査(補足調査)等は、計画通りの実施ができなかった。これはコロナ下による理由が大きい。

今後の研究の推進方策

次年度は、これまでの分析・検討を通じて、公民館経営診断のリンケージに品質マネジメントにおける価値の視点を取り入れる枠組を検討し、本研究の成果をまとめたい。

次年度使用額が生じた理由

主な理由は、実地調査(国内、国外)が行えなかったためである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 日本生涯教育学会『年報』と『論集』における論考主題の推移 -2009~2019年の分析を通して-2021

    • 著者名/発表者名
      原義彦
    • 雑誌名

      日本生涯教育学会年報

      巻: 40 ページ: 177-191

    • 査読あり

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公開日: 2021-12-27  

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