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2019 年度 実績報告書

国際バカロレアの公立高校への導入における枠組み形成ー日中の比較から

研究課題

研究課題/領域番号 16K04620
研究機関目白大学

研究代表者

黄 丹青  目白大学, 外国語学部, 教授 (10550692)

研究分担者 岩崎 久美子  放送大学, 教養学部, 教授 (10259989)
大和 洋子  国立教育政策研究所, その他部局等, 特別研修員 (30724413) [辞退]
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード国際バカロレア / グローバル / 国際学校 / 国際プログラム / 導入枠組み / コンピテンシー
研究実績の概要

19年度は比較という視点に基づく成果を主に海外で発表がした。韓国での翻訳以外に、大陸での本の執筆への参加と台湾での学会発表である。2018年に日本で出版された『国際バカロレアの挑戦』が日本と中国(香港を含む)にとどまらず欧米諸国までカバーするもので、国際バカロレアを導入しようとする韓国での参考意味が認められ、2020年の春に韓国版が出版された。中国では、交流のあった華東師範大学出版社から大陸初の国際バカロレアの書籍が出版され、日本に関する執筆に参加した。それは大陸において日本のバカロレア導入制度に関する最初のまとまった紹介である。日中の比較に関しては、台湾教育社会学会で両国の導入システムについて口頭発表した。
一方、日本では、シンポジュームで中国のIBスクールとその卒業生の進路について発表し、日本の国際バカロレア教育との好対照として今後の日本の拡大方向を考える上に一つのきっかけとなったと言える。
これらの成果はいままでの中国大陸と香港及び英国、日本での調査や学会と関連フォーラムでの交流から生まれるものである。本プロジェクトが一貫して日本での発表だけではなく、研究成果を調査地で還元することを心掛けた。2017年の上海で開催されるフォーラムでの発表と翌年の日本での交流が、大陸初のIB教員養成コース設立を目指す華東師範大学の関係者に刺激を与え、その一助となった。また、アジアではIBの実践と研究を先行する香港では、香港大学での調査を実施し、香港比較教育学会で複数回を発表し、アジアの研究者との交流を深めた。

備考

『国際文凭課程研究』8月に華東師範大学出版社から出版される。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2020 2019 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 図書 (2件)

  • [国際共同研究] 華東師範大学(中国)

    • 国名
      中国
    • 外国機関名
      華東師範大学
  • [学会発表] IBDP拡展性質之中日比較ー市場与政策2019

    • 著者名/発表者名
      黄丹青
    • 学会等名
      第25回台湾教育社会学会
    • 国際学会
  • [学会発表] IB生のコンピテンシーとキャリアについて 中国のIB導入事例からの示唆2019

    • 著者名/発表者名
      黄丹青
    • 学会等名
      筑波大学・文科省IB教育推進コンソーシアム事務局主催 国際バカロレア教育シンポジウム
    • 招待講演
  • [図書] 『国際バカロレアの挑戦』2020

    • 著者名/発表者名
      岩崎久美子(編著)・黄丹青・大和洋子/チャン・ミンジュほか訳
    • 総ページ数
      549
    • 出版者
      教育を変える人々(韓国)
    • ISBN
      9791196744625
  • [図書] 「日本国際文凭(IB)教育的発展歴程与政策選択」『国際文凭課程研究』2020

    • 著者名/発表者名
      趙健・呉偉・岩崎久美子・黄丹青
    • 総ページ数
      15
    • 出版者
      華東師範大学出版社

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公開日: 2021-01-27  

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