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2019 年度 研究成果報告書

格差社会におけるリスク生徒の学力・進路保障の研究-カナダの包括的支援と比較して-

研究課題

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研究課題/領域番号 16K04631
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 教育社会学
研究機関東洋英和女学院大学

研究代表者

佐藤 智美  東洋英和女学院大学, 人間科学部, 教授 (80240076)

研究分担者 山村 滋  独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 教授 (30212294)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードパスウェイズ / アチーブメント・プログラム / レイクヘッド大学 / 低所得 / コミュニティ / カナダ / 進学 / 支援
研究成果の概要

本研究では、低所得家庭の子どもの進学支援に関して、パスウェイズ・トゥ・エデュケーションによる地域社会における包括的支援と大学自体による支援の事例について聞き取り調査を実施した。
カナダ・ノバスコシア州のパスウェイズ・ハリファックスでは、低所得家庭の子どもの学習機会保障のためにコミュニティの実情に合わせたプログラム実施を行っている。また、ニューブランズウィック州のセントジョンでは、パスウェイズ・プログラムによる支援のほか、若者ホームレス支援にも積極的に取り組んでいる。
オンタリオ州のレイクヘッド大学はアチーブメント・プログラムを創設し同大学への進学を目指した活動を行っている。

自由記述の分野

教育社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、近年日本においても関心が高まっている低所得家庭出身の子どもの高等教育進学に対する支援についてカナダの事例を調査した。
パスウェイズ・トゥ・エデュケーションによる地域社会における包括的支援とレイクヘッド大学のアチーブメント・プログラムの事例は、財政的援助に限定されない支援策が意味を持つことを示している。
日本では、ようやく奨学金等の財政的援助が整備されつつあるとはいえ、子どもの学習意欲や進学に対する意識形成について包括的支援が十分にあるとはいえない。パスウェイズやレイクヘッド大学の事例から地域や大学は低所得家庭の子どもの学習意欲と将来展望の形成にどう貢献ができるかの示唆を得た。

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公開日: 2021-02-19  

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