| 研究課題/領域番号 |
16K04636
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| 研究機関 | 佛教大学 |
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研究代表者 |
大森 弘子 佛教大学, 社会福祉学部, 非常勤講師 (90445974)
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| 研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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| キーワード | 保育士 / キャリア・パス / 子育て支援 / 保育者支援プログラム / 現職教育 |
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| 研究実績の概要 |
本研究の目的は、子育て支援に関わる保育士が初心者から達人へと成長するに至る過程を明らかにする。また、得られた知見から、保育士のキャリア・パスを提示し、保育士の専門性向上に寄与することである。対象としているのは、子どもに良質な保育を提供する保育士である。
平成30年度は、現職保育士を対象とした現職教育から得られた調査・分析結果を論文等にまとめ、保育士の専門性向上のメカニズムを明らかにすることを計画していた。
先ず、研究成果をまとめた論文については、平成30年度兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科に提出した博士論文「子育て支援を促進する保育者の専門性と力量形成」（未刊行）の一部としてまとめることができた。本論文の内容は、支援の対象となる保護者の「育児不安」及び「子育て支援」に関する先行研究の整理に基づき、保護者が示す保育者への役割期待を明らかにしている。それらを踏まえ、保育者への役割期待と支援の整合性が高い支援プログラムを開発し検証している。その際、支援プログラムによる保育者効力感及び保育者への役割期待の理解度の向上等を、統制群との比較、及び保育者の個人差による効果の違いに関して検証している。
次に、保育士の専門性向上のメカニズムについては、子育て支援に関わる保育者の専門性及び保育者支援プログラムを介した保育者の力量形成の過程を提示することができた。
今後の保育士研修や子育て支援のあり方については、開発された保育者支援プログラムをさらに実践的に試み、この結果を量的・質的側面から吟味して、保育士の専門性向上に寄与する。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究で得られた知見をさらに広く公表するため、渡航先の外国機関との調整が必要であった。そのため研究がやや遅れている。
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| 今後の研究の推進方策 |
本研究は、論文化や学会発表には至っている。今後、渡航先の外国機関との調整が整ったため、令和元年には、開発した保育者支援プログラムを海外でも公表し、試行する予定である。また、国際学会等に参加し、研究成果を発表するとともに、他の研究者の発表から情報収集をする予定である。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
本研究は、論文化や学会発表に至っているが、本研究で得られた知見をさらに広く公表するため、渡航先の外国機関との調整のためである。
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