研究成果の概要 |
本研究の目的は,高校家庭科の今日的役割を生徒の市民性育成と定め,そのための授業を計画・実践できる教員を養成するために有効な家庭科教師教育プログラムを理論的・実証的に明らかにすることであった。最終的な研究成果は次の三点である。第一に, 高校生の社会参画意識向上に, 身近な物を対象にした身近な社会参画実践者の活動を紹介する手法が有効であるということである。第二に, 家庭科教員の多くは社会参画教育の授業設計を困難に感じているということである。第三に,その支援として開発した家庭科の各単元における社会参画教育の学習内容を精選するマトリックスが教員の社会参画意識向上にも有効であったということである。
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