本研究では、小学校英語授業に関して児童の高好意度授業および低好意度授業の質的分析を行った。高好意度授業に見られる主な特徴は, (1) 身体運動や具体的体験活動がある、(2) Interactiveな活動がある、(3) 変化のある言語活動がある、(4) 扱う構文が限定的である、(5) 楽しく、安心して学習できる学習環境である、の5つである。 一方、低好意度授業に見られる主な特徴は、(1) 過度な反復練習、(2) 扱う項目(単語、動画)が多い、(3)安心して学習できない雰囲気、(4) 形式(form)に着目しすぎることの、4つである。これらは第2言語習得の指導原理に反する。
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