研究課題
基盤研究(C)
教科・道徳を視野に入れたときに、小学校3・4年生の社会科の授業モデルがどのようになるかについて、先進的な実験校である奈良女子大学附属小の1年生が、2年生、3年生になるまでを追いつつ、道徳を含む「しごと」学習を分析することで、授業モデルの要素を抽出した。この授業モデルは授業を集団による共同学習の場として位置づけ、そこに個々の学習が位置づく一人学習を位置づけることで、抽出した要素が十分に機能することを確認した。
社会科教育
この授業モデルは、教科での学習指導を通して、教科の内容と教科に関する資質・能力だけでなく、教科の基盤となって教科の学習を支える、基本的な資質・能力が育成されるものである。そのため、新しく実施される指導要領にも合致するとともに、教科・道徳の実施にも寄与するモデルであり、その社会的意義は大きい。